2015年6月13日(土)
昨日と今日(6月12、13日)はうちの近くの広場でポーランドをテーマにしたフェスティバルが開かれています。
観光案内、ポーランド物産展、食べ物を売るテント、ポーランドのバンドによるコンサートなど。
またまた広場は週末をのんびり楽しく過ごす人でいっぱいです。
そのフェスティバルの一環で、少し離れたプラハ3区の市役所分署では、
ギネスにも登録されている「世界一大きなレース」の展示も。
もちろんポーランドからの物です。
ポーランドでもチェコと同じようにレースの刺繍やドイリーなどを編む伝統があります。
こちらのレースは5人のレース編みベテランの女性が5ヶ月を費やして完成したもの。
藍染めのエプロンを身に着けたカワイイポーランドの女の子と一緒に私も一枚撮って頂きました!
大変細かな糸を使って気の遠くなる様な大仕事。
美しい手仕事はいつ見てもいいものです。
ポーランドでもそんな素敵な伝統が若い人に受け継がれていきますように。
2015年6月8日(月)
先日プラハから60kmあまり離れたところにあるホウスカ城に見学に行きました。
ホウスカ城はなんと地獄につながる穴があると言う伝説のある古城。
ベジュデジュ城というもっと名の知られた古城を10キロ先に頂き、
なんとそちらのお城よりも起源の古い12世紀からの歴史を持つ古城です。
衣装を着た案内係に導かれて、一つ一つの場所を巡ります。
こちらがその地獄の穴のあると言うチャペル。
この城でも起源の一番古いチャペル。
キリスト教以前の神話の絵が壁に描かれています。
このスペースは20世紀までなんと
床板で仕切られていて2階に分かれた部屋を構成していて
元々このようにチャペルだったと分かったのは20世紀に入ってからだそうです。
壁には床板があった部分がいまだに見て取れます。
18世紀頃から使われるようになったというハンティングルーム。
大体古城にはこのような狩猟の部屋が備わっています。
野生の羊の頭部の剥製が怖いくらい沢山ならんでいます・・・。
その隣はアーチ型の肋材の丸天井のもう一つのチャペル。
当時の生活や風景が描かれています。
3階の窓からは、北チェコ地方の古城として名高いベジュデジュ城が見えました。
二つ並んだ丘は女性の胸に例えられます。

鬱蒼と茂る森や林が町を包み中世の時代の風景を思わせます。
ホウスカ城は経済行路でもなく、町すら存在していない
人里離れた山奥に12世紀に建てられたということ。

その城壁すら必要のないそんな丘の上になぜこの時代
お城が建造されたのか、いまでも謎のままだそうです。