12月1日国立人文科学図書館ホールでチェコの偉大な写真家ヨゼフ・スデクの写真展が始まりました。
ヨゼフ・スデクが亡くなった時、妹が人文科学学会に寄贈した13000点に及ぶネガの中からセレクトされ、新しくコンタクトシートとしてプリントされたものです。
こちらはその会場。
スデクはそのネガの中で800余りのアーティストのアトリエを撮影しています。
今回の写真展はその800人の中から10人のアーティストのアトリエの写真が展示されています。
たくさんの見物人が押し寄せ、オープニングではスデクをオマージュする曲が演奏されました。
ガラス板で撮影されたネガのコンタクトは、80年以上前に撮影されたものとはとても思えないほど大変クオリティーが高く、昨日撮影されたもののような錯覚を覚えるほどです。
下の写真はバーボフカで紹介する絵本でも人気のイラストレーター、オタ・ヤネチェクのアトリエ。
この写真は1940年代に撮影されたものとされています。
世界のどこかにまだあるような、それでいて、時空を超えているような空気感。
コンタクトシートはあまりにも、出来たてホヤホヤで私には眩し過ぎるくらいでした。
下の写真はハナ・ヴィフテルロヴァーの彫刻とそのアトリエ。(1930-40年代頃)
写真展は2017年1月27日まで開催中です。
住所:Národní 3, Praha 1