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お客様からの便り
2020年8月2日 日曜日

バーボフカをご贔屓にしていただいているお客様からまた作品の便りが届きました。
編み物やお人形作りなどの手芸を楽しまれているお客様で、バーボフカのボタンやお布を使用した作品を制作してご報告の写真を送ってくださいます。

引き出しの中に眠っていた商品がこんなに素敵に生まれ変わるのが、とても嬉しくて少しブログで紹介させていただくことに!
(お客様には許可を取っております。)

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バーボフカでも紹介している編み人形ですが、こちらはそちらのお客様の手作り編み人形。ピンクのお洋服のところに小さなハートのガラスボタンが。

 

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こちらはおしゃれな3人姉妹。こちらにも小さなガラスボタンが使われています。ヘアーアクセサリーなどもとても可愛い出来ですねぇ〜。

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こちらはバーボフカから購入いただいたヴィンテージのお布のドレスのお人形です。よく見ると腰のところにボタン、胸元にお花のレースなどちょっとした工夫を見るもの楽しいお人形です。帽子もおしゃれです!

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また、こちらはバーボフカからの端切れを使って制作された編み物道具入れ。チェコのご家庭で長く眠り、プラハのバーボフカ在庫でまた眠り、はるばる日本へ渡ったのちに、こんな素敵なものに生まれ変わるチャンスをいただきました。

南チェコ 列車紀行
2020年7月29日 水曜日

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先週は家族で南チェコのドブロホシュ城のカルチャーイベントに参加するため、また列車で旅をしてきました。
ドブロホシュ城のある南チェコまではプラハから列車を乗り継いで4時間半、そのあとまた車で2、30分ほどかかります。
上の写真は乗り換えの駅、インドジフーヴ・フラドツェ。乗り換えの列車を待つために軽食の取れるところを探していたら、すぐ隣にまた小さな駅があるのに気づきました。

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最初は映画の撮影か何かかと思ったほどの小さくてレトロな駅。

 

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そして見えたのはこれまたレトロでとても面白いデザインの列車たち。聞くところによるとこちらはポーランドやハンガリーでも使われていた古い列車ということです。古い列車たちを見ながら駅舎で一息いれていたら、煤で真っ黒になったちょっと陽気な(ビールをたくさん飲んでいました。:))おじさんと息子が仲良くなっていました。ちなみにこの鉄道は南チェコの街をつなぐ路線を守るとともに、機関車を含む古い列車も修復、運行している私営鉄道会社だそうです。

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一番の目玉の古い機関車が到着するまでの時間を待っている時間はないので残念がっていると、なんと先に着いて車庫で休んでいる機関車を見せてもらえることになりました。

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煤で真っ黒の小指を繋いで息子と私を駅舎に誘う優しい機関車整備のおじさん。

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駅舎の中にも古い列車や貨車があり雰囲気たっぷり。また周りは機関車の煤だらけ。そんな車庫をどんどん進みます。

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「この横に機関車がいるよ。」の声を聞きながらワクワクと進み、その奥を曲がると・・・なんとからっぽ!おじさんともう一人の整備士さんも「あれ機関車どこに行ったんだ!?」と大騒ぎ。そこにいるはずの機関車がなぜか隣の駅に逃げて行ってしまったようです。ぽかんとしている息子に見せてあげられなくてごめんよーとおじさんも残念そう。なんだか、こんなコントのような出来事ものんびりライフのチェコならではで、嫌な気にはなりません。

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こちらがその、本当に空っぽの機関車がいるはずの場所。

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せっかくだからせっかくだからと、今修繕中のとても小さな機関車を見せていただきました。

 

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楽しいハプニングもあり無事にお城に到着、私はイベント参加で着物を着てこの日は習字のデモンストレーションをさせていただきました。
チェコのカナダとも呼ばれる自然の美しいチェコの田舎は、古い遺跡や古城とともに、何もないことの贅沢を堪能できる場所です。
私にはこの後ろに見える風景、今ではもう故郷のような馴染みの景色、日本の皆様にはどのように見えるのでしょうか。
息子も普段のプラハでは味わえない自然の中で、美味しい空気を吸ってのびのびご機嫌の一日でした。

ガラスボタン工房へ
2020年7月14日 火曜日

先日はガラスボタンの工房に家族でお邪魔してきました。工房といっても手打ちと研磨の成形工房と、絵付けの工房とあり、今回はすでに日本でもテレビなどで数回紹介され、ちょっと有名になりつつある手打ちの方の工房にお邪魔しました。写真に写っているのはガラスボタンの会社社長のフィエルさん。私もフィエルさんとはかれこれ長いお付き合いになります・・・。00D6A2530

 

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こんにちはと扉を開けるともうすでに黙々と作業をしている手打ち職人さん。火の入った窯の暑さをしのぐため、朝早く3時4時ごろから作業を始めるのはチェコ中のガラス職人さんの常識。この日も午前9時に伺いましたが、一時間後には仕事終了となりました。

ガラスボタン 棒ガラス

出番を待つ棒ガラスたち。棒ガラスも黄色やピンク色と入った薄いカラーのものが特に貴重だとか。

ガラスボタンの型

そしてこちらは出番を待つガラスボタンの型たち。古いものは150年ぐらい使用されているものもあります。

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棒ガラスの先端が窯の中に入れられ溶けていく様子です。火の色が透明のガラスから透けて見え、まさにガラスがボタンとして生まれ変わる直前。

00D6A2057ガラスの棒がボタンとして一つ一つ手作業で打ち出されていきます。大きな背中を上下させてなかなか力のいる作業のようです。手打ちの職人さんはなんと15歳からこの仕事を始め50年以上も続けているベテランです。

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型をしめ、ガラスの棒をずらして、ボタンの原型が出てきます。この後またボタンをひとつひとつをはずして、研磨の作業が待っています。
実際に見ると成形だけでもとても手間のかかる作業ということがわかります。

 

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型を変える合間、出来上がったボタンの品質チェックをしています。この時フィエルさんの手のひらには小さなウランガラスのボタンが載っていました。
ちなみにフィエルさんは息子をとても可愛がってくださり、お散歩に連れて行ったりブランコに載せてくださったり・・・。
気がつくと息子はフィエルさんにすっかり懐いておりました。私たちで撮影の時は窯で火傷をしないように子守をしてくださり、とても嬉しかったです。

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もうひとり手打ち職人さんを含め、2人の手打ち職人さんとフィエルさん、3人揃ってみんなオーバー70歳だよっと笑っていらっしゃいました。
美しいボタンを生み出すこの現場も長い時間の流れが感じられ、古い道具や空間の生み出す独特の雰囲気が感じられました。後継者が見つかりこの窯の火が途絶えないことを心から祈っています。

プラハの気高い幼きイエス
2020年7月7日 火曜日

先日は家族でプラハの気高い幼きイエス『イズラートコ』に会いに行ってきました。

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イズラートコはチェコだけでなく、世界各地で信仰されている幼い姿をしたイエス・キリスト。その像はプラハのマラー・ストラナ(小地区)のカルメリツカー通りにある勝利の聖母教会に祀られています。上の写真がその教会のあるカルメリツカー通り。ちょうど通りを木製の古いトラムが走っていました・・・。

L-8492こちらの写真がその気高い幼きイエス『イズラートコ』が祀られている勝利の聖母教会。
もともとイズラートコは16世紀のスペインでイエス・キリストの子供の頃の人間的なお姿を信仰の対象にする流行に影響を受けて、製作された像でした。
1556年にスペインのお姫様がチェコの貴族に嫁がれるときに、花嫁道具と一緒にお連れになられて、プラハに運ばれたものです。
ですが、30年戦争の混乱で長い間行方不明になりますが、跣足カルメル修道会の司祭によって発見され、再びキリスト教の信仰の対象と祀られることになったそうです。

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この日はちょうど日曜日のミサが行われていました。

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パイプオルガンも古いバロック時代のもの。今でも現役で美しい賛美歌の音色を響かせます。

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こちらがそのイズラートコ。美しい刺繍を身に纏うその体は蝋で出来ていてとても脆く、今まで大事に大事に保存されてきた小さなイエス様です。衣装も世界中の信者から送られたものをたくさんお持ちのおしゃれなイエス様でもあります。

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通りには祭具店もあり、ウィンドウには大小のイエス様がお土産&お守りとして販売されていたりします。幼い姿で福々しく可愛いイエス様が勢ぞろい。ちなみにうちにも一つ息子のお守りに購入してきました。

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ちなみに、カルメリツカー通りには私のプラハのガイドブック(初版)の表紙を飾らせてもらったウ・クノフリーチュクというカフェがあります。木製の扉も、お店のロゴもマラーストラナらしいとてもおしゃれなカフェ。久しぶりに立ち寄ってアイスクリームで一休みさせてもらいました。我が家の小さなプラハっ子にも、イズラートコのご加護がありますように・・・。

 

 

 

 

 

 

 

B-1245このバザールは私が15年以上通うプラハっ子にもファンが多いバザール・アンティーク。
先日立ち寄った折に、なんと今月(2020年6月)いっぱいで閉店という話を聞いて、なくなる前に写真を残しておくため、改めてカメラを持って伺いました。

コロナウィルスの影響でお客が減り、また店主のヴィエラさんもお年を考慮され、引退というご決断をなされたそう。
ヴィエラさんとは2004年、チェコ留学前の滞在でもすぐ隣のアパートに一ヶ月暮らしていたこともあり、とても長いお付き合いになります。懐の深いおおらかで温かい人柄で、私も含めてチェコ人のお客さんみなさんを魅了してきた名物店主です。ヴィエラさんのお店、コロナウィルスの影響で大変かしらと、ずっと気にしていた不安が現実のものとなり、とても残念でなりません。

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伺ったこの日も、お店の奥にあるいつもの店長席で委託品の計算、お客さんともいつものように明るくおしゃべり・・・

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程よいごちゃごちゃの中から、気に入った宝物を探すこの楽しみ・・・
古いものに囲まれたほっと幸せな空間・・・
この小さな世界ももうすぐなくなると思うとなんとも言えない寂しさを感じます。

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ヴィエラさんは15年間ちっとも変わらず、気前のいい大きな笑顔の持ち主。
「佳美、私がこれからどんなに寂しくなるか、想像つかないでしょうね・・。」とぽつりと笑顔で話していました。
私も同じです。

 

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この日はちょうどお手伝いに来ていたヴィエラさんの息子さんに頼んで、記念に一枚一緒に写真を撮ってもらいました。
「お店がなくなっても一緒にお茶を飲みに行きましょうね。」と優しく声をかけてくださいました。

今まで本当に沢山のチェコの方にお世話になってきた私ですが、ヴィエラさんも初めて会った時から変わらず優しい笑顔で私のチェコ生活の成長を見守ってくださった大切な方の一人です。引退されてもどうかお元気でいらしてください。いつか、一緒にお茶を飲みに行く様子をブログでレポートできればと思います。