バーボフカ!
2021年5月9日 日曜日

最近の長いロックダウンでチェコの消費者がインターネットでいろいろなものを買う機会が増えているようで、我が家も例に漏れず以前よりインターネットでの買い物が増えました。
最近は小さな生産者から様々な食品が選んで買える便利なサイトも複数登場。卵やお野菜、またパンやお肉などを直接生産者から購入できるのでチェコでも最近トレンドになってきています。何と言っても一回のお買い物で多種類の食品を買えるのが便利なところです。

我が家も生産者から直接ジャガイモなどの基本的な野菜やパンやザワークラウトなどを定期的に購入しています。そのホームページを見るといろいろなものが売られていて、なんとそこにバーボフカも売られていした。バーボフカはご存知の通り、当ウェブショップの店名になっているチェコやドイツのケーキですが、結構作るのが難しくまた以外と材料費がかかります。おかし作りがあまり得意でないこの私。ということで、今回注文してみることにしました。

月曜日までに注文して、金曜日に自宅に近い配達所に到着し、取りに行くというシステムです。で、我が家に届いたバーボフカがこちらです。

 

900gで千円ちょっと。チェコの物価を考えると安くはありませんが、作る手間、経験の少ない私の場合失敗する高リスクなど考えるとたまの贅沢には許容範囲のお値段です。ご覧ください、この綺麗な形。バーボフカの方は素材(ホーロー製、陶器製、アルミ製、またシリコン製)も形も本当に様々。私もいつかバーボフカ名人になった時に、好みのアンティークの型を買い求めることを夢見ているのですが・・・。

うちの息子も月曜日から心待ちにしていたバーボフカ、金曜日まで待ちに待ったバーボフカです。早く食べたいなーという瞬間にカメラ目線を頂戴しました。:)

今回のバーボフカはマーブル。カカオの生地が練りこまれています。やっぱりプロでないとこのさっぱり・フワフワ感は出せないわーと買って納得の美味しいバーボフカでした。

今日は日本からお菓子の小包が届きました。
先日個人的に注文していたペルニーク(ジンジャークッキー)やバタークッキーなどのセット。

作ってくださったのは十勝菓子工房  菓音。
名の通り十勝にあるお菓子屋さんで、地元北海道の良質の材料(小麦粉や、バター、卵など)を使用してお菓子を製作されています。
今回のクッキーは母の日に合わせて、チェコでお世話になっている方にぜひご賞味いただきたくて注文してみました。

ご縁あって、菓音さんとはチェコのペルニークを探る旅取材にコーディネイトと通訳として参加させていただいてからのお付き合いになります。
繊細で丁寧、そして何よりとても美味しいお菓子を製作される菓音さんとのチェコの伝統的なお菓子づくりを探る旅は、私に取っても忘れられない取材になりました。

フェースブックの投稿で活躍される菓音さんのお菓子を拝見するたび、可愛いなー、食べたいなーと思っていたのですが、今回母の日のクッキーを拝見して、思い切って個人的に注文しました。

菓音さんは現在伊勢丹やタカシマヤなどのデパートにお菓子を卸す売れっ子お菓子職人ですが、製作はたったお一人でやっていらっしゃるので、私の個人的な注文、お忙しい中ご迷惑ではないかしら・・・とちょっと心配だったのですが、とても快く引き受けてくださいました。

クラシックなチェコの伝統菓子ペルニーク(もちろん菓音作)と一緒にため息の出るほど可愛いギフトボックス。

今回はチェコの方用ということで、チェコ語でありがとう= Děkujiを特別に入れていただきました!どれもこれも、食べるのがもったいないくらいの愛らしさです。

そしてなんと、一番のサプライズは絵筆で一筆ずつ描く絵画と変わらないアート・クッキー!
そうです。ブログにもよく登場しております、うちの息子の後ろ姿でとても感激です!
髪の毛の天使の輪がなんともいい感じ。息子も「これ、ぼく??」と嬉しそうに反応しておりました。
賞味期限まで、いや賞味期限少し過ぎてもお部屋に飾っておきたい小さくて素敵な絵画です・・・。

菓音さんは、お一人でやっていらっしゃいますが、一人一人のお客様のカスタムメイドも丁寧に対応してくれます。

またデパートでも催事のイベントなどでお菓子の取り扱いがあるようですので、
ご興味のある方はHPでぜひチェックしてみてください。https://www.kita-kanon.jp/artfood/

 

 

 

 

春。イースターが始まります!
2021年4月2日 金曜日

昨日は年度末、気温が20度を超えるということでいつもよりちょっと長いお散歩に出かけることにしました。息子の一番好きな散歩コース、ケーブルカーに乗ってペトシーンの丘へ。
蕾から顔をのぞかせる桜の花が見えるかと期待して、また人出も多くないことを祈って出かけました。(ロックダウン中ですが、地域内で気晴らしの散歩程度の外出は許されています。)

こちらはプラハ小地区(マラー・ストラナ)にあるケーブルカー。幸い人出は少ないようでほっとしました。
ちなみにこちらのケーブルカーはプラハ交通局のパスで、メトロやバスと同じように利用可能です。観光で来られたなら、ぜひおすすめのコースです。

ケーブルカーの中。人は少ないと言っても公共機関の中でのマスクはルールですから、マスク着用です。
ちなみにこのバーボフカ謹製XLバッグ、商品ページではわかりにくいかもしれませんがこんなに大きいのです。子供の散歩には荷物が多くなりがちですが、丈夫で収容量も十分大きなバッグ。店長横山も日頃から愛用しています。
気になる方はhttps://babovka.com/item.php?id=7590 こちらを!!

ケーブルカーで4、5分でしょうか、ペトシーンの丘に到着です。そびえ立つプラハ城をも見下ろすことのできる丘で、こちらから眼下に見えるプラハ市内とオレンジの屋根並みは四季を通じてとても風情があります。「まってました!」と言わんばかりの春の陽気です。

こちらがペトリーンの丘の上にそびえるペトシーン塔。
高さは65m余りあります。かつて、チェコ・ツーリストクラブがパリのエッフェル塔見学に行った時の感動冷めやらず、プラハにも同じような塔をということで1891年完成した塔だそうです。
いつもは地元の人や観光客で賑わっているのですが、ロックダウンのために現在は休業中で、人出もぱらぱらとしかありません。

今度は丘に縦横に走る遊歩道を歩いて、街中に降りていきます。あてどもなく気ままに降りて行くうちに、思いのほか気温が上がってきたようでだんだん汗ばんできました。木々の向こうにはプラハの街並みが広がっています。

遊歩道の途中にはこんな素敵な場所もあります。ベンチに座りほっと一息・・・。3つあるベンチに座っているのは若い女性ひとりだけ。
ロックダウンのストレスが春の陽気にぱーっと消えていきそうな美しい景色、静かな時間がありました。

見晴らしの良い場所に降りてきたら、息子はなぜかこの道沿いに腰を下ろし、私に構わず機嫌よく一人で草むしりをして長い時間を過ごしていました。

彼の目の前に広がるのはのどかな春のプラハ。私にとっては16年目のプラハの春。

「また、春が来た・・・。」
悠久の時間の流れと同時に、一年一年の節目を毎年感じるこの豪華な季節。
自然に囲まれて美味しい空気を吸って変わらず美しいプラハの街を眺めると、またこの街と頑張っていこうと気持ちが湧いてきます。
そして、そんなことを考えている私と少し離れたところに一人で座り、同じく自分の時間を楽しむ息子。
1年前は手を引いていないといけない小さいな存在だったことを思うと、母親の私のとってはなかなか感慨深い成長ぶりです・・・。

今日から、イースター。明日金曜日からは連休の始まりです。
イースターの連休後、感染者が増えなければ、4月12日から学校が再開されるということになっています。
まだまだ気の抜けない状態が続きますが、この長い困難が早く終わってくれますようにと祈るばかりです。

3月ハード・ロックダウン
2021年3月11日 木曜日

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お天気の良い週末、お散歩に出かけました。うちからすぐ近くにあるヴィートコフという国立記念碑のある丘へ登りました。本当は息子を連れて遊具のある公園に行きたいところですが、チェコはまたハード・ロックダウンの最中。遊具のある公園は今でも人出がとても多くて、イギリス変異株が拡がっている現在の状況を考えると安全とはいません。

チェコの状況、なかなか日本では報道される機会が少ないようですので、ここで少し皆様にお話しいたします。
チェコは今第3波の厳しい洗礼を受けています。3月1日からとりあえず3週間のハード・ロックダウンがはじまりました。
それまで毎日の感染者数が一万人、一万五千人とほぼ一ヶ月に渡り記録的な数がでて、人口当たりでは世界最悪の状況になってしまいました。

第一波を早急に押さえ込み、拡大阻止に成功したという自信が逆に禍したということ、またクリスマス前の非常事態宣言一時解除で人の行き来が一気に増えたことなどが原因となってそのころから、じわじわと感染者数が増加したこと、また制限の続く生活に疲れてコロナウィルスに対する警戒の気持ちが薄れてきていること、政治不信によりマスク着用や衛生に気を使う配慮も薄れてきていることなどいろいろな原因が聞こえてきます。

1000万人の人口で毎日7000-8000人の人が病院へ担ぎ込まれる状況で、地方都市では医療崩壊も始まっています。

最初のコロナ騒動から早1年以上、みんなの心に疲れが出てきているのは、否定できない事実です。ですが、周りの人にもたくさんの感染者、知り合いや知り合いの周りには死者が出ているというこの状況で、もう一度団結して感染を食い止めなければ今度こそ大変な事態になるのは明らかです。

幼稚園も今はもちろん閉園ですので、私たちはほぼ毎日密を避けることのできる場所へ散歩をしています。

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丘の上からはジジコフのテレビ塔やオレンジの屋根並みが見えます。ぽかんとしたいい陽気ですが、屋根だけ見てもなんだか街がひっそりしている空気を感じるのは私だけでしょうか。

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息子はお気に入りの幼児用バイクでお出かけ。外出には2歳以上の子供達にもマスク着用の義務があり少しかわいそうです・・・。

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丘の上のヴィートコフ国立記念碑に着きました。こちらは1928年から1938年チェコスロバキア軍団を記念して建立された記念碑で、共産主義時代には大統領廟としてクレメント・ゴットワルド大統領の遺体も安置されていたそうです。(現在遺体は火葬されていて残っていません。)正面に立つ堂々とした像はヤン・ジシュカ。1420年ヴィートコフの丘の戦いで十字軍を打ち負かしたチェコの英雄です。ちなみにこの青銅製の像は世界で3番目に大きいそうです。

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下から見るとまた、お馬さんの鼻息が聞こえてきそうなすごい迫力です。1950年からこの場所にある像で、彫刻家のボフミル・カフカの作。

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記念碑の丘からは西側にティーン教会やプラハ城も見えます。untitled-1568

登って降りるだけの散歩です。通常だと記念碑の中の喫茶店でコーヒー、息子にはジュースといきたいところですが・・・今は(もうずーっと)お店はほとんどすべてしまっていますので、外でもほっと一息がなかなかできない状態です。

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期待していた毎年見られる水仙の花はまだ蕾も見えず、花たちが咲き誇るのはもうちょっと先かしらと思っていたら、路傍に咲いていました、セドゥミクラースキ(チェコ語)ひなぎくの花。コロナも自然は我関せずなのがほっとします。自然が毎年決まって見せてくれる面々が、先行きの不安な今の時代には一番確かなお約束のようなそんな気がします。これからの花々が見られる季節が楽しみです。

 

 

小鹿のラグー
2021年2月17日 水曜日

最近ジビエの食肉を使った料理が我が家の(もっぱら主人の)マイブーム。先週末は小ジカのお肉が販売されていましたので買ってみました。
チェコ語でたくさんのジビエ料理メニューが紹介されている中、ブルゴーニュ地方に伝わる鹿肉のラグーを作ってみることにしました。

入れる野菜は大雑把に根菜と書いてありましたので、チェコではスープ料理に欠かせない根セロリ、パセリの根、玉ねぎ、人参を入れます。

 

80D6A6176角切りにした鹿の肉と野菜をワインで一晩マリネするということで使用した赤ワインは、これまた我が家のお気に入り、チェコでワイン栽培の北限と言われる北チェコ地方のフラーメツという村のワインを使いました。ユダヤ人の家族が極小規模で展開するワインで、ユダヤ人に昔から伝わるコシェルの製法で作られたワイン。またこのワインが造られる地方は休火山地帯でミネラルが豊富な土壌。そのためミネラルを多く含んだチェコの土壌の香りが漂うような素朴で美味しいワインです。ちなみに、どんなに飲んでも二日酔い知らず!というのはうちでは実証済みです!ww

お肉と野菜が浸るぐらいのワインとブーケガルニを一緒に入れて、いったんおやすみなさい。

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次の日、マリネから引き上げて水分を拭いたお肉を小麦粉を絡めてバターで炒めます。いいお色に焼き色がついたら、マッシュルームをいれ、にんにくとバター、塩少々も加えます。

そのあと、お野菜とワインの液を加え沸騰させてから、ホイルをかぶせて、オーブンへ。ここでなんとさらに8時間じーっくり150度で煮込みます。

(うちはレシピの中でこの「8時間」というところを見逃してしまい、夕飯に食べる予定でいたところを、結局次の日のお昼ご飯になってしまいました。)
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中はどうなってるんだろうか、気になりますが、仕上がりは8時間後・・・。

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で、8時間経って出来上がり!!
子鹿のワイン煮込み(ラグー)。ワインをケチったせいかちょっと水気が足りない感じがしましたが、8時間煮込んだだけありお肉も柔らか、根菜の味もしっかり染み込んでなかなかの美味しさでした。あえて言えばバターが多く入るのでお肉のコクとバターのコクで、こってりが強すぎかしらという印象です。つぎはもっとさっぱり簡単なレシピを試してみようということになりました。
子鹿さん、命をありがとうございます。