夏のレトナー・フェスティバル
2022年8月20日 土曜日

18年目を迎える夏のレトナーというフェスティバル。レトナーとはプラハ7区にある公園の名前で、ちょうどニューヨークのセントラルパークのようなプラハっ子の憩いの場です。大きな敷地の中にたくさんのテントが登場し、そこでサーカスやシアター、人形劇やコンサートなど連日たくさんの出し物が用意されています。

本日は、バーボフカ息子と子供のための人形劇に行ってきました。お題は『理解と幸福』。
なんだか哲学的なお題ですが、四歳から楽しめるとかいてありましたので、きっと息子も(また私も!)と思いチケットを購入。

手作りのパペットに一人何役もの人形を操り、また声音を変え、あれやこれやと思考を凝らしたなかなかレベルの高い内容で、子供たちも見入っています。
(理解力と幸運の両方が若い庭師の人生を左右し、逆行を乗り越えお姫様をゲット、しまいには国の王子様になるというお話でした。)

人形の剽軽な動きに心奪われつつも、お兄さんの汗が目に入って染みている姿にハラハラ。

テントの中はかなりムシムシで、頑張れお兄さん!と心の中で声援を送っていたお母さんは私だけではないはず。

のべ40分の物語が終わると、太っ腹チェコ!なんとみんなにパペットを自由に触って良いよということで、パペットはたくさんの子どもたちにいじられていました。

開催は8月11日から31日までまだまだたくさんのイベントが目白押しです。観劇の後は機嫌良く、「また来ようね!」となぜかウサギのポーズをとるバーボフカ息子です。

https://letniletna.cz/ ☜大人も子供も楽しめるプラハの夏のおすすめフェスティバルです。

2022年イースター報告
2022年4月26日 火曜日

今年のイースターは北チェコ・ガラスの街ヤブロネツ・ナド・ニソウにほど近い友人の別荘に誘われて行ってきました。4月後半とはいえまだ雪が残っていて少し山を登るとスキーを楽しむ人もいるほどの雪の多い地方です。北チェコにはこのような漆喰と木で作られたロウベンカと呼ばれる建築がよく見られます。絵本に出てきそうな可愛い建物です。

イースターと一言で言っても、ヨーロッパ中でその習慣は様々。特にチェコではイースターはキリスト教が入ってくる以前の土着信仰に起源を持つとされ、クリスマスと並んで宗教的にも大切な行事となっています。チェコのイースターの習慣は一言で言うと、「鞭と卵」。男性は柳の枝で編んだ鞭を手に家々を訪れて練り歩きます。そして女性を見つけてはお尻を鞭で打つという習慣があります。鞭で叩かれた女性は色をつけたりペイントした卵や手製のパン、また子供たちには卵を象ったお菓子などをあげるというそんな流れです。

鞭で女性のお尻を叩くときや、練り歩く時に歌う歌も沢山あります。ちなみに私たちの小さな息子たちが歌った歌の内容なこんな感じです。

「ご馳走だ、ご馳走だ、練り歩くぞ!色を塗った卵をちょうだい!色塗った卵がなければ、せめて白い卵を!あなたの家に鶏がまた卵を運んでやってくるから!」

さあ、第1軒目。ご近所のお宅のベルを鳴らして・・・「出てくるかなぁ・・・。」

優しそうなご婦人が出てきました!息子たちは例のお歌を歌いながら、お尻をぺんぺん。一通り習慣というか、お約束ですので、叩かれる方もお尻をちょっと突き出して・・。ww

そして差し出されたのは、お手製の小さな甘いパン。なんとも可愛いウサギの形のパンです。(ウサギもイースターの豊穣と多産を象徴するアイテムの一つですね。)
お目目がレーズン、ご近所のおばさまの手作りのパン!素敵ですねぇ・・。息子たちのために焼いてくれたんだわと思うと一気に心がほかほかしてきます。

その次のお宅のおばさまも優しそうです!息子たちは美味しいお菓子やパン、卵がもらえると理解すると、だんだん調子が出てきました。笑

お母さんが終われば、娘たちのお尻をぺんぺんぺん。

一個?いや2つ?もっと??とついついたくさん取ろうとするバーボフカ息子。母の制止に「いっぱいとってもいいのよ。」と優しいお姉さんの一声。

小さな息子たちは沢山の戦利品をカゴに入れてとっても嬉しそうです。
とは言っても、この日この村ではあまりイースターで練り歩く人を見かけなかったのも事実。地元の人に聞くと年々参加する人が少なくなっているそうで、「だんだん廃れてきて寂しくなってきたねぇ。」とおっしゃっていました。
昔は(地方の村では今でも)鞭で女性を追い回して思い切りお尻を鞭打ってあざができたり、かなり痛い思いをした女性も少なくないようで、イースターのチェコの習慣が嫌いという女性が半分以上という記事が最近新聞にも載っていました。なかなか特異な習慣ということで敬遠されている側面もあるのかもしれません。またプラハなどの都市部ではもう何十年も前から、このイースター行進は行われることがないそうです。

春の到来を、その年の豊穣をお祝いする素敵なチェコのイースター。私も朝一番でご近所の青年に思わずお尻を叩かれましたが、こんな楽しい伝統&習慣ですからいつまでも続いて行ってほしいものです。

 

 

 

 

 

先日は友人に誘われて、プラハ・ジシコフ地区にある市の建物の中庭に畑仕事に行ってきました。というのも、この建物を使用する非営利団体が主催して、地域住民で中庭を有効利用しようということで、ハーブやちょっとした野菜を作るプロジェクトを立ち上げたということ。畑のある中庭は、建物の鍵の管理が難しいことから少数精鋭の人選で(冗談です。)数人で管理することになり、我が家は今年からうちの建物の中庭が使えなくなってしまったので、喜び勇んで家族で参加しました。「ここを畑にねぇ!よーしやるぞぉ!!」

早速土を耕すところからスタート。ご近所の仲良し家族も参加して、一緒に作業しています。(ちなみにこの日は4月のお天気、三寒四温。雹が降ったり、強風に襲われたり、そうかと思えば、お日様ポカポカだったり・・・お天気模様乱高下の数時間でした。)

うちのバーボフカ息子も出立だけはなかなか様になっています。(写真で見ると一段と大きくなって親ながらびっくりです。💦)

こちらが主催者の男性。誘ってくれてありがとう!!これからも水やりなど頑張ります!

こちらがかの我らがジジコフ少数精鋭部隊。何の種を植えるかのミーティングはイースター休み明けに開催されます。我が家はイチゴを植えたいのですが、イチゴは水やりが毎日必須ですよと言われ、諦め気味の現在です・・・。ちなみにコロナ最初の春は我が家の中庭で大根を植えました。今年の収穫には何が取れるでしょうか。また随時レポートする予定です。

ひと仕事の後は、ビールとシュニッツェルで乾杯が(私のいうところの)チェコ式です!:)

チェコで初スキー
2022年3月30日 水曜日

先々週の話ですが、チェコのおじいちゃんに誘われてスキーに行ってきました。スポーツが好きなタイプではない私も北海道在住時代に覚えたスキーは大好きで、チェコに来たらすぐにでもスキーに行くぞと思っていたのですが、チェコ渡航直前に足を骨折、杖をつきながらのチェコ生活スタートで、なんとチェコに来て17年で初めてもスキーになりました。そして4歳のバーボフカ息子も初スキーとなりました。

出向いた地方はクルコノシェというチェコ北東にいちする山岳地帯。冬はスキー、夏は避暑というチェコでは代表的なリゾート地です。この日は10度近くまで気温が上がる快晴でしたが、まだまだスキー客はたくさん、雪質もなかなか良好でした。チェコ人は特にクロスカントリーを楽しむ人が多く、おじいちゃん夫婦もクロスカントリー派です。

ということでうちの息子も初のスキーはクロスカントリー。私は日本語で「前屈みよ!!!」おじいちゃんはチェコ語で「前に屈め!!ステッキを使え!!」と叫んでいる最中、尻餅をつく寸前のワンシーンです。ww

次の日はスキーなしで山道をお散歩。おじいちゃんの大きな愛犬を連れて雪を踏み締め、山の美味しい空気をいっぱい吸ってまさにリフレッシュの週末になりました。

今年は息子も少しずつできることが増え、行動範囲も広がり、去年よりもっと色々なレジャーを楽しめるかしらと期待が膨らむバーボフカ母でございました・・・。

数日前にウクライナからチェコへの難民は約50000人チェコに入国したと報道されましたが、本日すでに100000人に増加。
ウクライナ情勢の戦況は刻一刻新しいニュースが入ってきますが、チェコにおける難民を受け入れる体制も急ピッチで進んでいます。
本日地下鉄で配られる新聞には早、本日からウクライナの子供達がチェコの幼稚園や小学校への登園・登校が始まったということです。
入国から3ヶ月は、新しい土地での生活基盤を整える期間として学校に通う義務はないものの、それ以降はチェコで永住権を持つ外国人や90日以上チェコに滞在する外国人と同じように義務を課せられます。
またチェコではもともとロシア人やウクライナ人の生徒も少なくありませんから、最初の数日間は生徒間での衝突が数十件報告されたということも書いてありました。
またチェコの文部省は現場の教師や子供のいる家庭に向けてマニュアルも作成、公表していて、子供たちに今ウクライナで起こっていることを、隠さず説明することが重要であると最初の項目に挙げられているようです。
子供たちはもう戦争が起こっていることを感じ取っているから。
この状況を乗り越えるために、子供の心に芽生えた心配や恐怖は正常であるということを認識し、オープンに話をし感情を分かち合うことが大切だと書かれているそうです。
チェコ文部省はウクライナの子供達の教育をサポートする補助センターなるものをチェコのすべての地方で徐々にですが、開設しています。
(『メトロ』という駅で無料配布される新聞の中にあるペトル・ホレチェクさんの書いた記事の内容を参考に書きました。)

ヨーロッパは陸続きの国々ですし、長い歴史的背景も日本とは違いますから難民に対して違和感が少ないというところも、対処の早さに影響している部分があるのではと思いますが、最近のチェコのニュースを見るにつれ、難民受け入れの対応の早さには正直驚かされます。これからの長期にわたる案件になるでしょうから、課題も山済みでしょうが、現在は議論するしないというよりは、当然の対応として粛々と対処が進んでい印象があります。

私は仏教徒ですが、天空のすべての天使、キリスト、マリア様、仏様、神様、精霊たちがウクライナの人々にご加護を授けてくださるように、心から祈っています。プラハは本日3月8日快晴、また本日は世界女性デーでもあります。1日も早く世界に安やぎと平穏が訪れますように。