数年の年月をかけて改築されていたチェコ国立博物館ですが、工事中の帳が外れ、眩しい外観がお目見えしました。私も息子と一緒に先日新しくなった博物館を見学に言ってきました。

入ってそうそう、宮殿のような豪奢な装飾の美しさ。
チェコは東京都と人口のほぼ変わらない小国ですが、国の威信をかけた立派な建造物、堂々としたものです。

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お目当は2つ。

まず一つ目は鯨の骨。
博物館のお蔵入りになっていたものを、改築後新たに展示されているものです。
大きいものが好きな息子は言葉をなくして見入っておりました。s-5819

博物館を訪れると楽しめるもう一つのもの。ヴァーツラフ広場を一望できるこの景色。
博物館からしか見れません。

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そして、こちらが最終的なお目当。2x100の珍品コレクション。

博物館に集められた珍品を200点展示されているということで、興味津々見てまいりました。

下の帽子はラビットファーのフワフワ感が素敵な帽子。で、誰の?
チェコの歴史家フランティシェック・パラツキー(1798-1876年)の帽子です。

ちなみにパラツキーはチェコの1000コルナ紙幣に印刷されている人物。s-5828

とにかく、分野も時代も異なる物品が一堂に陳列されていて、これは何?の連続。かなり面白い展示となっています。s-5830

こちらは作曲家スメタナ直筆の楽譜。s-5834

 

こちらは17世紀のロゼンベルグ家、ペトル・ヴォクの葬礼用紋章楯。
銀糸が使われていて刺繍や布の張りが立体的で、前回のブログに加えて、またまたですが見入ってしまいます。当時の職人さんの技術の高さ本当にすごいの一言です・・・。

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こちらもなんだこのタコは?というわけですが、なんとガラス製!
さすがガラスの国チェコ、黄金の手を持つ民族!こちらも見入ってしまうシリーズ(勝手にシリーズ化ですが。)殿堂入りのお品です。s-5840

最後に。こちらは作曲家スメタナのタクト。こちらのチェコらしくガーネットのあしらわれた象牙の大変豪華な工芸品。

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こちらの展示は国立博物館は残念ながら最近終了してしまっていました!数点でも写真で皆様にチェコの珍品をご紹介でした。

(博物館では常時、常設/企画展とも面白い企画が開催されています。改築後の館内もおすすめです。)