Photo by Katerina Lanska
数日間子供連れの3家族一緒の大所帯で南チェコへ夏休みの小旅行に行ってきました。
南チェコは自然の豊富な昔からの古い田舎町が多く、私たちにとってもチェコでは特に好きな地域です。
友人のセカンドハウスに着いてすぐに向かったのは、石の採掘跡を利用してできた水浴びの小池。この日は30度近い水浴び日和。プラハではあまり経験できない美しい自然の中での水浴びは、澄んだ空気でとても気持ちのいいものでした。小池での水浴びは海のない国に住むチェコ人にとって、夏のレジャーの代表的なものです。
Photo by Katerina Lanska
うちの息子も現代的なプールや自宅の簡易プールでばかり遊んでいましたので、自然の小池ではこの日が初めての水遊びとなりました。
さんざん小池で遊んだ後、夜は恒例キャンプファイヤー。夕暮れ時に牧場に沈む夕日を見ながらのどかなチェコの時間が小池遊びの疲れを癒します。
Photo by Katerina Lanska
近くを通るローカル線は、なんと前回のブログで紹介したインドジフーヴ・フラドツェ駅を通るかっこいいレトロ列車が通る道。私たちも早速次の日、乗ってみることになりました。
Photo by Katerina Lanska
列車大好きな息子は大興奮!ちなみに列車の外観はこんな感じです。(前回のブログで紹介した列車。)
滞在している街からほど近いカメニツェ・ナド・リポウという街にやってきました。上はその街にあるお城。
また、カメニツェ・ナド・リポウは日本語で言うと”シナノキの上にある石の街”という風になるでしょうか・・・。
街のお城にある庭園には樹齢800年になる大きなシナノキが街の守り神のように鎮座しています。
こちらがその樹齢800年のシナノキ。大きく枝を横に伸ばし添え木も何本も使われています。ちなみにシナノキはチェコの国樹です。
太い枝枝には苔がむし、堂々とした神々しい雰囲気も感じます。
またお城ではチェコの古いおもちゃ展を開催中ということで、これはシナノキに続いて見逃せない物件ということで早速展示を見に行きました。
見たことのある懐かしいおもちゃやバーボフカで日本へお嫁入りしたおもちゃなども展示されていました。
中にはこんな夢のあるミニチュアルームの展示も。ここでもまた『チェコ人の黄金の手』(チェコ人は器用という意味のことわざ)が頭をよぎります。チェコのおもちゃはデザイン性も高く遊び心の感じられる素敵なものばかりで、大人も十分楽しめる展示内容でした。
こちらはオランダの古い時計を抱く木製のお人形。古いなんとも言えない佇まいはもはや単なるおもちゃを超えた存在感があります。
息子はイギリス製の古いマッチ箱に入ったミニカーを真剣に見入っています。見るだけかー・・・と思いきや。
木のおもちゃを触って遊べるコーナー!!一日中でも遊べるぞーという表情でしたが、だんだんお腹の空く時間です。
こちらは街の広場に面したビール醸造所で、プラハでも美味しいと評判を何度か聞いたことのある期待十分のビール醸造所。今度は大人の都合でこちらも見逃す訳には参りません。
で、期待通りの切れ味と苦味のとても美味しいビールを味わうことができました。
ほんの数日でしたが、今回もチェコ三昧の夏休みを過ごすことができました。チェコ国内には本当に見るもの味わうものがたくさんあります。
そしてどこに行っても美味しいビールだらけ・・・それが私が15年もチェコに留まる理由の一つです。
たかがビール、されどビール。私はチェコのビールに人生を左右された人をたくさん知っています。
また近日美味しいビールやチェコの美しい場所をレポートいたします。