春。イースターが始まります!
2021年4月2日 金曜日

昨日は年度末、気温が20度を超えるということでいつもよりちょっと長いお散歩に出かけることにしました。息子の一番好きな散歩コース、ケーブルカーに乗ってペトシーンの丘へ。
蕾から顔をのぞかせる桜の花が見えるかと期待して、また人出も多くないことを祈って出かけました。(ロックダウン中ですが、地域内で気晴らしの散歩程度の外出は許されています。)

こちらはプラハ小地区(マラー・ストラナ)にあるケーブルカー。幸い人出は少ないようでほっとしました。
ちなみにこちらのケーブルカーはプラハ交通局のパスで、メトロやバスと同じように利用可能です。観光で来られたなら、ぜひおすすめのコースです。

ケーブルカーの中。人は少ないと言っても公共機関の中でのマスクはルールですから、マスク着用です。
ちなみにこのバーボフカ謹製XLバッグ、商品ページではわかりにくいかもしれませんがこんなに大きいのです。子供の散歩には荷物が多くなりがちですが、丈夫で収容量も十分大きなバッグ。店長横山も日頃から愛用しています。
気になる方はhttps://babovka.com/item.php?id=7590 こちらを!!

ケーブルカーで4、5分でしょうか、ペトシーンの丘に到着です。そびえ立つプラハ城をも見下ろすことのできる丘で、こちらから眼下に見えるプラハ市内とオレンジの屋根並みは四季を通じてとても風情があります。「まってました!」と言わんばかりの春の陽気です。

こちらがペトリーンの丘の上にそびえるペトシーン塔。
高さは65m余りあります。かつて、チェコ・ツーリストクラブがパリのエッフェル塔見学に行った時の感動冷めやらず、プラハにも同じような塔をということで1891年完成した塔だそうです。
いつもは地元の人や観光客で賑わっているのですが、ロックダウンのために現在は休業中で、人出もぱらぱらとしかありません。

今度は丘に縦横に走る遊歩道を歩いて、街中に降りていきます。あてどもなく気ままに降りて行くうちに、思いのほか気温が上がってきたようでだんだん汗ばんできました。木々の向こうにはプラハの街並みが広がっています。

遊歩道の途中にはこんな素敵な場所もあります。ベンチに座りほっと一息・・・。3つあるベンチに座っているのは若い女性ひとりだけ。
ロックダウンのストレスが春の陽気にぱーっと消えていきそうな美しい景色、静かな時間がありました。

見晴らしの良い場所に降りてきたら、息子はなぜかこの道沿いに腰を下ろし、私に構わず機嫌よく一人で草むしりをして長い時間を過ごしていました。

彼の目の前に広がるのはのどかな春のプラハ。私にとっては16年目のプラハの春。

「また、春が来た・・・。」
悠久の時間の流れと同時に、一年一年の節目を毎年感じるこの豪華な季節。
自然に囲まれて美味しい空気を吸って変わらず美しいプラハの街を眺めると、またこの街と頑張っていこうと気持ちが湧いてきます。
そして、そんなことを考えている私と少し離れたところに一人で座り、同じく自分の時間を楽しむ息子。
1年前は手を引いていないといけない小さいな存在だったことを思うと、母親の私のとってはなかなか感慨深い成長ぶりです・・・。

今日から、イースター。明日金曜日からは連休の始まりです。
イースターの連休後、感染者が増えなければ、4月12日から学校が再開されるということになっています。
まだまだ気の抜けない状態が続きますが、この長い困難が早く終わってくれますようにと祈るばかりです。