引越しで少しと遠くなりましたが、丘の上にあるファーマーズ・マーケットに食材を買いに行きました。
10年ぐらい前から始まったファーマーズ。マーケットは今ではプラハ、いやチェコ中でなくてはならない生活の一部になりつつあります。

夏は夏の産地野菜、冬は冬の旬野菜が買えてとても助かります。
私が来た16年前スーパーでほんの数種類のくたびれたお野菜しか買えなかった時代が今ではうそのようです。

息子が敬遠しがちな野菜をたくさん食べてもらうために、今日はチェコのお母さんたちから習った鶏ガラの野菜スープを作ります。

こちらは胸肉やもも肉をとった後の鶏ガラ。こちらでは手羽も鶏ガラとして付いてきます。スーパーで売っている鶏ガラはだいたい1kg100円ぐらい、ファーマーズ・マーケットの地鶏の鶏ガラは1kg800円から600円程度です。
塩もみして湯引きし、ゆっくりとアクを取りながら玉ねぎと一緒にコトコト煮込みます。

バーボフカでも数回紹介している根菜やその他のお野菜。スープの基本となるのは人参と根セロリ、また人参の白いのみたいなパセリの根の3つ。
鶏ガラスープの場合、この3種類のお野菜だけでシンプルに仕上げるのが王道ですが、鶏ガラスープに入っているものは息子にすべて食べてもらえるので、邪道ですが冷蔵庫にあるお野菜をあれや、これやと入れてしまうのが我が家のスープ。

さらにじゃがいもまで加えちゃいます。鶏ガラスープが取れたらこちらの野菜を投入。
クミンとマジョラムをお好みで入れ、お塩で味を整えて終わりです。「お母さん、ヌードル入ってないのぉ」と言われないように、チェコのスープによく使われるスープ用の細いヌードルも最後に入れて出来上がり。鶏の滋養と旨味、お野菜たっぷり取れる鶏ガラ野菜スープの出来上がりです。