数日前にウクライナからチェコへの難民は約50000人チェコに入国したと報道されましたが、本日すでに100000人に増加。
ウクライナ情勢の戦況は刻一刻新しいニュースが入ってきますが、チェコにおける難民を受け入れる体制も急ピッチで進んでいます。
本日地下鉄で配られる新聞には早、本日からウクライナの子供達がチェコの幼稚園や小学校への登園・登校が始まったということです。
入国から3ヶ月は、新しい土地での生活基盤を整える期間として学校に通う義務はないものの、それ以降はチェコで永住権を持つ外国人や90日以上チェコに滞在する外国人と同じように義務を課せられます。
またチェコではもともとロシア人やウクライナ人の生徒も少なくありませんから、最初の数日間は生徒間での衝突が数十件報告されたということも書いてありました。
またチェコの文部省は現場の教師や子供のいる家庭に向けてマニュアルも作成、公表していて、子供たちに今ウクライナで起こっていることを、隠さず説明することが重要であると最初の項目に挙げられているようです。
子供たちはもう戦争が起こっていることを感じ取っているから。
この状況を乗り越えるために、子供の心に芽生えた心配や恐怖は正常であるということを認識し、オープンに話をし感情を分かち合うことが大切だと書かれているそうです。
チェコ文部省はウクライナの子供達の教育をサポートする補助センターなるものをチェコのすべての地方で徐々にですが、開設しています。
(『メトロ』という駅で無料配布される新聞の中にあるペトル・ホレチェクさんの書いた記事の内容を参考に書きました。)

ヨーロッパは陸続きの国々ですし、長い歴史的背景も日本とは違いますから難民に対して違和感が少ないというところも、対処の早さに影響している部分があるのではと思いますが、最近のチェコのニュースを見るにつれ、難民受け入れの対応の早さには正直驚かされます。これからの長期にわたる案件になるでしょうから、課題も山済みでしょうが、現在は議論するしないというよりは、当然の対応として粛々と対処が進んでい印象があります。

私は仏教徒ですが、天空のすべての天使、キリスト、マリア様、仏様、神様、精霊たちがウクライナの人々にご加護を授けてくださるように、心から祈っています。プラハは本日3月8日快晴、また本日は世界女性デーでもあります。1日も早く世界に安やぎと平穏が訪れますように。