プラハはすっかり冷え込みの厳しい季節が到来。
本格的な冬ではありませんが、秋のおしゃれを楽しみながら防寒にも気を使います。
そんな時うちの旦那さんはベストを愛用しています。
チェコのガラスボタンを日本に紹介しているバーボフカチームですので
私たちもお気に入りのヴィンテージ服にガラスボタンを付け替える事が良くあります。
プラハには近隣ドイツやオーストリアなどからの質のいいヴィンテージ服があります。
今日ボタンを変えたのは、今はなき国東ドイツ製の古いベスト。
今回使ったのは、金属で裏打ちされた、職人さんの手打ちのガラスボタン。
中から見えるグリーンやピンクの淡い輝きで繊細な表面の装飾がとてもきれいなボタンです。
もともとついていたのは、こちらのカゼイン樹脂のミルクボタン。
大体1950-60年代のベストということで年代的にも当てはまります。
でも、黒一色のシンプルなボタン・・・。
この素敵なヴィンテージ・ベストには正直ちょっとつまらない印象かもしれません。
今回手打ちガラスボタンを付け替えて、ベストはひときわおしゃれになりました。
またガラスボタン、実際に使ってみると色々と欲しいボタンのイメージが湧いてきます。
これからも少しずつチェコのガラスボタン揃えていこうと思います。
皆様にもガラスボタンの楽しさをお伝えしたいです。
今日は私いちばんのお気に入りの古本屋さん。その名も第一地下古本屋。昔からプラハにあってプラハの本好きにはマストの古本屋さん。
文字通り地下にある古本屋さんで、螺旋の階段から、もう本好きを刺激する世界が始まります。こちらの本屋は何と言ってもグラフィック作品がみどころです。
チェコご代表するイラストレーターや画家のオリジナルペイントや版画などの作品がところ狭しと、並んでいます。値段もチェコの地元民価格、ズバリお手頃です。ギャラリーの様な感覚でぶらぶらと眺めるだけでも楽しめます。絵はがきなど小さな商品もあります。
ここで突然、クイズです。
カフェ、レストランなどなど・・・私のプラハお気に入りスポットに共通する点はなんでしょう?
ズバリ、店員さんたちがみんな親切でとても感じがいい事。こちらの古本屋さんも例に漏れず、店員の皆さんが「超」がつくほどいい人。お店全体の本好き幸せムードにあふれています。お探しの本や、グラフィク作品などあったら、ぜひ色々と聞いてみて下さい。
「キノコ図鑑は?」「絵本を手がけるイラストレーターの作品はある?」「チェコっぽい写真集ある?」何でも構いません。喜んで相談にのってくれます。
こちらがお店のリンク→ http://www.podzemni-antikvariat.cz/
Hybernská 22
110 00 Praha 1
月-金 9:00-19:00
今日は個人的な宣伝です。私が日本のガールズ音楽デュオ「黒色すみれ」をプラハで撮影したアーティスト写真がジャケットになったCDがこの度発売されました。
オーストリア・ハンガリー帝国の鷲とチェコのライオンがあしらわれたなぜかピンクの扉。
この場所はプラハのなかでも私のお気に入りの場所です。
着物も私のコレクションのなかからいちばん豪華な振り袖をセレクト、チェコの歴史の重さに負けない存在感のあるジャケット写真になったと思います。
また、プラハでお二人をパートナーのペトルと撮影したプォトブックも販売される予定です。
タイトルはPražské Preludium〜プラハ前奏曲〜。私は残念ながら用事で行けないのですが、10月20日には本の出版記念パーティーに、ペトルもチェコから駆けつけて賑やかな会が催されます。
本の先行予約はこちらのウェブから→http://sumireshop.thebase.in/items/7699345
また、本の発売記念パーティーの詳細は以下のご参照下さい。
(こちらのパーティーではバーボフカの物販もあります!)
◉発売記念イベント決定!!◉
フォトグラファー・Petr Horčička来日!!
「Máme rádi Českou republiku! (チェコ大好き!)」
~横山佳美&Petr Horčička×黒色すみれフォトブック「Pražské preludium~プラハ前奏曲~」発売記念イベント~
【公演概要】
2017年10月20日(金)
東京カルチャーカルチャー
開場18:30
開演19:30
チケット 前売り3500円(要1オーダー)*当日は500円UP
*7/31(月)10:00~よりイープラスにて販売開始!!
詳細はこちら↓
http://tcc.nifty.com/event/general/21950
【イベント内容】
・黒色すみれライブ
・Petrさんとチェコ好き名人たちのトークショー(黒色すみれが司会進行、チェコのお薦めスポットの紹介や黒色すみれフォトシューティングについての楽しいトーク)
・黒色すみれ&チェコから来日予定のフォトグラファー・Petr Horčičkaによるサイン会(フォトブックお買い上げの方対象)
・チェコが大好きなアートチーム「ČernáViolka(チェルナヴィオルカ)」、本場チェコ雑貨を販売する「bávovka(バーボフカ)」による物販
今日は私がプラハで一番好きなカフェ、グランド・カフェ・オリエントのご紹介。
まずは短い歴史から・・・。
このカフェは黒いマドンナの家という名前を持つキュビズム建築の珠玉。キュビズム建築で有名なヨゼフ・ゴチャールによって設計、1912年に建てられたものです。当時の文化からは斬新すぎて、市民にあまり理解されない側面も多く、1920年代まで続いたこのカフェも、「現代的ではない」という理由で閉店に追いやられます。長い年月を経て、内装・インテリア、家具も当時と全く同じ色・形で、2003年にリニューアル・オープンされ今に至っています。
キュビズム様式を持つ世界唯一のカフェとして、ツーリストの観光スポットにもなっていますが、地元民も多く通う「プラハらしい」カフェ。テーブルや椅子などの家具もみんなかくかくとしたキュビズム。フックもキュビズム・・・。建物の地階には19年代初頭にデザインされたキュビズムのカップや家具を購入出来るミュージアムショップもあります。
ランプもキュビズム。
私が気に入ってるのは、なにもそのキュビズムスタイルだけではありません。何と言っても地元民がほっとする雰囲気の良さ。2階で風通しの良い店内は広々としていて、チェコ人のウェイターさんは、とにかくみんな親切。私は仕事や撮影で度々使用していますが、いつも快く友だちのように迎えてくれます。
そう、私のおすすめの時間は日曜日の10時。朝開店一番にクロワッサンと紅茶のモーニングを注文する事。まだ観光客はほとんどいない時間。カフェを独り占め出来る事も珍しくありません。
こちらはチェコの伝統的なお菓子ヴェネチェク。ヴェネチェクは環とかリースとかいう意味がありますが、グランド・カフェ・オリエントのものはかくかくのキュビズム・ヴェネチェクです。
こちらは日本の音楽デュオ、黒色すみれのお二人のアーティスト写真。今回、グランド・カフェ・オリエントで撮影しました。テーマは大正ロマンと言うことで、1900年代初頭の姿をそのまま残すカフェにて、ちょっとノスタルジックでスタイリッシュな宣伝写真が撮影出来たと思います。
時代を超えて愛されるもの、いやむしろ、センスを先取りしすぎて、時を経てから正しい評価を受けるマスターピース・・・。グランド・カフェ・オリエントにはそんなキラキラした空気がいつも流れています。プラハの数多い宝物のなかのひとつです。
プラハにはここ数年で、ずいぶんおしゃれな古着屋さんがオープンしました。
そのなかで私の一押し古着屋さん、スタジオ・ヴィンテージ。
私の自宅から近い事もあって、いつも良く通っています。
オーストリア・ハンガリー帝国時代からの素敵な古着が揃っています。また時代が新しくなるとチェコスロヴァキア時代国営企業のお洋服も買えます。社会主義時代は既製品のヴァリエーションが少なかった分オートクチュールや自家製の一点物なんかも結構沢山あります。
1920年代以前の貴重なお洋服は、撮影用または、衣装用のレンタルで沢山揃っています。気に入ってしかもばっちり似合っていたら、売ってくれるときもよくあります。:)
店長のイヴァナさんはスレンダーでスタイルのいいおしゃれ番長。わたしにとっても、ファッション以外の相談に乗ってもらったりする姉御的な存在です。スタイリングなども豊富な知識でお客さんにあったお洋服を見つけてくれます。
http://www.studio-vintage.cz/en/ ←こちらがお店のHP
アドレス:Kubelíkova 45, Praha 3
お店は店長イヴァナさんが1人で運営しているため、不定期で矢は目にクローズされる事などたまにありますので、facebookなどで当日の状況確認の上ご来店下さい。
最後に・・・。店頭にて、バーボフカチーム。