引越しで少しと遠くなりましたが、丘の上にあるファーマーズ・マーケットに食材を買いに行きました。
10年ぐらい前から始まったファーマーズ。マーケットは今ではプラハ、いやチェコ中でなくてはならない生活の一部になりつつあります。

夏は夏の産地野菜、冬は冬の旬野菜が買えてとても助かります。
私が来た16年前スーパーでほんの数種類のくたびれたお野菜しか買えなかった時代が今ではうそのようです。

息子が敬遠しがちな野菜をたくさん食べてもらうために、今日はチェコのお母さんたちから習った鶏ガラの野菜スープを作ります。

こちらは胸肉やもも肉をとった後の鶏ガラ。こちらでは手羽も鶏ガラとして付いてきます。スーパーで売っている鶏ガラはだいたい1kg100円ぐらい、ファーマーズ・マーケットの地鶏の鶏ガラは1kg800円から600円程度です。
塩もみして湯引きし、ゆっくりとアクを取りながら玉ねぎと一緒にコトコト煮込みます。

バーボフカでも数回紹介している根菜やその他のお野菜。スープの基本となるのは人参と根セロリ、また人参の白いのみたいなパセリの根の3つ。
鶏ガラスープの場合、この3種類のお野菜だけでシンプルに仕上げるのが王道ですが、鶏ガラスープに入っているものは息子にすべて食べてもらえるので、邪道ですが冷蔵庫にあるお野菜をあれや、これやと入れてしまうのが我が家のスープ。

さらにじゃがいもまで加えちゃいます。鶏ガラスープが取れたらこちらの野菜を投入。
クミンとマジョラムをお好みで入れ、お塩で味を整えて終わりです。「お母さん、ヌードル入ってないのぉ」と言われないように、チェコのスープによく使われるスープ用の細いヌードルも最後に入れて出来上がり。鶏の滋養と旨味、お野菜たっぷり取れる鶏ガラ野菜スープの出来上がりです。

 

 

日本大使館へ・・・。
2021年8月14日 土曜日

本日は在チェコ日本大使館に用事があって、マラーストラナ(小地区)に出かけました。息子の散歩も兼ねて家族で出かける事に。最近街中に出ると他のヨーロッパの国からの観光客が増えてきているなーという印象があります。特にザッツ・観光名所(カレル橋や旧市街広場など)はかなりの人出で、去年のコロナの教訓もありますので、少し心配になる時があるほどの人の多さです。

その一方で、一歩通りを入ると観光客はほぼゼロ。地元の方が歩いていられるのが、ちらほらと見てとれるほどで、やはり閑散としたものです。

東京に長く暮らした私ですが、東京に比べプラハには裏路地がそれほど多くありません。(チェコに暮らす前はカフカの小説の影響で、プラハは迷宮的な裏路地だらけと勝手に思っていました。:))これは大使館のあるマルタ広場に続く裏路地。短い通りですが古い建物に囲まれた趣のある小道です。(上の写真も同じ通りです。)

大使館に行くだけなのに、すっかり観光気分です。

こちらはマルタ広場から見える日本の国旗。この近くにベートーベンが少し暮らした建物やマルタ騎士団の教会もあり、素晴らしいロケーションの中に日本大使館があります。

大使館での用事を済ませ今来た裏路地を反対側に戻ると、その先にはマラーストラナ(小地区)のシンボル、聖ミクラーシュ教会が堂々とそびえます。
第2次世界大戦で爆撃を逃れ、奇跡的に残った貴重な建物がプラハには数多く残っています。この街に暮らして16年、何年いてもプラハ観光全く飽きる事がありません。夏休みもあと半月、これからも家族でどんどんプラハ観光する予定です。

 

プラハde着物
2021年6月30日 水曜日

6月はバーボフカ・チームでのジャパンファッション&着物販売会が3回も開催されました。着物は年々チェコでも認知度が高まり人気になってきておりまして、チェコの一番おしゃれな男性専用ヴィンテージ古着屋さんに声をかけていただき、その軒先を借りての開催になりました。ちなみに主人の担当はメイド・イン・ジャパンのシルクのブランドネクタイなど。笑

「ちょっと着てみてもいいですか。」と声をかけられるお客様もたくさん。簡単なものですが着付けすると感激してくださるのでできるだけ沢山の方に着付けをして差し上げました。

販売をお手伝いしてもらった大親友。この人なしではチェコで生きていけないです。私。笑(とってもかわいいでしょう〜。)ちなみに彼女がお召しなのは古い着物から制作されたロングギャザースカートです。

すぐ隣にはチェコでナンバーワンの女性専用ヴィンテージ古着のお店もあります。こちらはそのおしゃれ店主。オーストリア・ハンガリー帝国時代のお洋服から1960年代ヴィンテージまで信じられないお宝が売られている穴場ショップです。

我らが古着ゴッド・マザー、ヴィンテージ古着店主のイトカさん。私のガイドブック初版にも登場いただきました。絞りの羽織もさっと来こなしてしまうチェコのおしゃれマスターです。

で、2回目は場所を変えて、プラハのヴィシェフラドという丘の上で行われた菩提樹祭りにて。ズバリとっても暑かったのですが、木陰でピクニック気分でなんとか乗り切りました。

3回目はマレシツェというプラハの地区で行われた日本祭りに着物の着付けと展示をと誘っていただきました。息子の大好きなお友達も駆けつけてくれて賑やかで楽しい展示&販売になりました。

うちの坊やは江戸の火消しみたいないでたち&ポーズ・・・。

こちらでは単の振袖をチェコ人女性に着ていただきました。大変暑かった今年の6月ですが明日から7月。息子の幼稚園も今日で一旦夏休み。息子との夏休みプログラムを考えるのが目下私の仕事になりそうです。この夏はどこに遊びに行こうかしら・・・。(チェコには素晴らしい場所がたーくさん。)またブログにてレポートいたします。

 

 

チェコ帰りのniniのカードたち
2021年5月26日 水曜日

チェコに長く一緒に住む日本の友達が帰国されるのはチェコ残留組には寂しいことですが、日本でのご活躍の報告を聞くのはとても嬉しいものです。
今回はチェコで長く懇意にさせていただいていた日本女性アーティストの作品をご紹介です。

こちらチェコの美術学校で勉強され、現在は帰国され日本でご活躍。長年のチェコ滞在で吸収されたチェコのならではのシュールさ、可愛さの詰まった楽しい作品の数々発表されています。
新しく開設された彼女のホームページを見てすぐに、カードをセットで大人買いしてしまいました。

こちらはOpen me! cardというシリーズの中からの一枚。それぞれサブタイトルが付いていて、こちらは結婚祝いのカードです。中央で畳まれたカードを広げるとパッと新たなイラストが目に飛び込んでくる楽しいカード!

こちらはバースデーカード。

こちらは風船がぱーんと割れておめでとうの文字や花々が踊ります。チェコでもご制作されていた紙版画を元にしたイラストが印刷され、紙のカットから折りまで、また封筒も手作業で制作されています。イラストもですが、パッケージにも手作りの温かみが感じられ、贈る人にも贈られる人にも笑顔と幸せを届けること、間違いなしの素敵なカードです。

こちらはポストカード。遊び心と想像力溢れる優しいイラストです・・・。

テーマごとに展開される楽しいイラストはチェコの息吹が感じられ、額に入れて飾りたくなる完成度の高さです。

こちらでは紙ものをご紹介させていただきましたが、ホームページではもっと他のカードや布製のブローチなど、たくさんの新作が今後更新されていく予定です。
ホームページはこちら→ https://nibunnoni.thebase.in/

またインスタグラムでも楽しい商品の数々を見ることができます。
インスタグラムはこちら→ https://www.instagram.com/nini_2020.2.2/

 

 

 

またまたバーボフカ!
2021年5月23日 日曜日

この前のバーボフカ、とても美味しかったのでまた注文してしまいました、金曜日のバーボフカ。
バーボフカの型の種類や素材の豊富さは前回のブログでもお伝えしましたが、今回同じベーカリーから届いたバーボフカは今まで見たこともない楽しい型。
ということで、バーボフカ・チームとしてはレポートしない訳には参りません。
主人と型の素材は何だろう、鋳鉄の型かもしれない、時代はもしかしたらヴィクトリア時代のものかもしれないねぇと様々な想像膨らむ美しい形です・・・。

こちらのお店からは3回目のバーボフカ注文ですが、リピート注文者の私たちを覚えていたくださって、他の型をご披露してくださったのかもしれないねぇ・・・とバーボフカをめぐって楽しいひと時を過ごすことができました。

ふわふわ&しっとりの美味しさはいつもと変わらず、金曜日のバーボフカ、うちの定番になってしまいそうな予感がします。